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乳酸桿菌ってどんな菌?​

ヨーグルトやチーズなど、おなじみの発酵乳製品には、私たちの健康を支える「乳酸桿菌」がたくさん生きています。​
中でも、乳製品由来の菌たちは、長い歴史の中で人と共に暮らし、整腸作用など多くの恩恵をもたらしてきました。​
前回のコラムで乳酸桿菌のそれぞれの特徴を基にグループ分けを行いましたが、
​このコラムでは、そんな乳酸桿菌の中でも【グループA】の「発酵食品・乳製品由来の伝統的乳酸菌グループ」に注目していきます!​
名前の由来や性格を知ることで、より菌たちがぐっと身近に感じられるはずです。​
一緒に発酵食品の中で暮らしている菌たちをのぞいてみましょう。

乳酸菌アシドフィルス

アシドフィルスとは、ラテン語で「酸(acid)を好む(-philus)」という意味をもち、その名の通り、酸に強く、酸味の効いたヨーグルトを作るのに欠かせません。胃酸にも強く、腸内でも生き残りやすい乳酸菌。ビフィズス菌と並び、プロバイオティクス(良い影響を与える生きた微生物)としても人気でヨーグルトやサプリにも多く使われています。

乳酸菌カゼイ

カゼイ菌とは、ラテン語の「caseus(チーズ)」からきており、形状は桿菌の中でも小さく、チーズに関係した発酵から発見されました。​広い温度・pHで生育でき、腸まで届く力がある。便通改善やストレス軽減、免疫活性のサポートでも研究が進む。飲むヨーグルトに使われることも多いです。​

乳酸菌ブルガリクス

ブルガリクスとは、1905年にスタメン・グリゴロス(ブルガリア出身)がヨーグルトの発酵している際に細長い形をした菌がいることを発見し、そのまま「ブルガリア(Bulgaria)」と命名。​ヨーグルトの発酵に重要で、サーモフィルス菌と共に発酵させると、酸味と香りを生みます。発酵力が強く、古くから世界中で愛されている菌です。​

乳酸菌ラクティス

ラテン語で「乳(lac)」から派生。乳(ミルク)に関連する発酵から見つかった菌です。​チーズやバターなどの乳製品に使われる代表的な菌。風味やテクスチャーを作る役割が大きく、乳酸の生産にも優れています。​

※前回、ビフィズス菌のラクティスを紹介しましたが、今回の乳酸菌ラクティスはまた別の菌種です。​
ビフィズス菌のラクティスは大腸の中に居て、ヒトの健康と密接な関係を持つが、乳酸菌ラクティスは主に発酵食品内に存在し、発酵・食品加工(風味や酸生成)で力を発揮し食品を製造する上で役に立ちます。​同じ乳(ミルク)という名前の意味を持ちながら全然違う環境で育ちそれぞれの役割があるのは面白いですね。


乳製品に欠かせないこれらの乳酸桿菌は、味や風味だけでなく、私たちの健康にも深く関わっています。​名前の背景や特徴を知ることで、身近な発酵食品が少し違って見えてくるかもしれません。​
ヨーグルトを食べるときに小さな菌たちの働きにぜひ注目してみてください!​

次回は 【グループB】植物発酵・多用途系の乳酸菌グループについてご紹介していきます。​お楽しみに!​

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